高畠華宵(1888-1966)は、大正から昭和初期にかけて少年少女の挿絵や美人画で有名です。アール・ヌーヴォーやビアズリーから影響を受けたとされています。少女画報などを中心に雑誌で活躍しましたが、戦時色が強くなる1937年頃から雑誌の部数が減り戦後も同様に苦戦しました。1960年台に再評価され、ノスタルジーを感じさせる洋風美人画は現代においてなおその画風は新しく、若年層を中心に大正浪漫として謳歌しています。人物画を中心に挿絵や口絵など多くのこし、独特の三白眼の美人画が人気です。
娘 芙蓉
作品サイズ 20.5 x 18.2cm
額装品
*本作品は、2008年発行の「大正ロマン昭和モダン展 竹久夢二・高畠華宵とその時代」に掲載されています。